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紀ブンな写真館

スナップ写真を中心に四季の風景・花を間に入れ合成写真も取り混ぜ、おでん鍋の具の様に見飽きない写真を載せたい。 どうぞご覧下さい。

サラブレッドが走らない競馬場

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競馬場のスタンドのゴール前広場にまで車を乗り入れ駐車場となり、スタンドの二階、三階は以前のままに利用され「ニュートラックかみのやま」として岩手県競馬(盛岡・水沢)、南関東4競馬(浦和・船橋・大井・川崎)の場外勝馬投票券発売所となり、売店や食堂も細々と営業している。
自動販売機で馬券を購入しスタンド内の椅子に腰をおろし本場馬のゴール前に設置してある大型スクリーン(アストロビジョン)に映し出されるこの競馬場以外の競馬中継を観戦する。スタンドから本場馬を見下ろせば、馬もジョツキーも係員も誰ひとり見えず静まりかえり、レースの実況放送の音声だけが騒ぎ立てている。昔、この競馬場に中央から移籍したツインターボの雄姿、初めて開催された10歳馬限定レース金寿賞・銀寿賞、この競馬場を愛した作家・山口瞳追悼記念レースなど・・・・・がこの場所で繰り広げられた事がよみがえってくる。1958年より市営競馬として開催され、バブル当時は市の財政に過大貢献したものの、その後、累積赤字を増やし上山市が財政再建団体へ転落するのを回避するために2003年11月に廃止された。その経緯は第12回FNSドキュメンタリー大賞ノミネート作品「迷走の代償~上山競馬は救えたか~」http://www.fujitv.co.jp/b_hp/fnsaward/backnumber/12th/03-380.htmlを参考にしてほしい。
この町で生まれ育った私は親戚が集まると会話の中に遠い昔に故人になったおじいさんが競馬好きで、幼い私を連れてよく競馬場に出かけた話が持ち上がる。私はまだ4、5歳だったので鮮明な記憶ではないが、ぼんやりとスタンド内に無造作に捨てられたハズレ馬券を拾い集めて遊んでいる幼い私と、場内放送で誰かの名前(勝利ジョツキー)がアナウンスされている光景が思いうかぶ。成人した私はその後、東京に出たが、帰郷の折りに何度かこの競馬場に足を運んでは幼い私と再会していたのかもしれない。そして競馬場が廃止になって5年目の今、どの様に存在しているのか知りたくて帰郷の時に訪れてみた。時の流れとはいえ、サラブレッドが走る姿はなく、場外馬券発売所と化した競馬場の悲哀が心の奥深くを揺さぶる。タンポポの花の時期が終わりかけ、シャボン玉の様な丸い綿毛が馬の走らない一周1050mのダート・コースと閑散としたスタンドを遠くから眺めている。今年いっぱいで大型スクリーンが取り外される噂もあり、この土地の買主を待っているらしい。そして、いつもと変わらぬ蔵王連山がこの競馬場を見下ろしている。

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  スタンド・ゴール前の広場

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  一部を除いて馬券発売所は閉鎖されている

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  3階スタンドからの本場馬
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  1. 2008/05/16(金) 00:05:24|
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荒物屋

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昔からある田舎の雑貨店。店頭に生活の匂いを漂わせて興味をそそる品々を並べている光景は現代のホームセンターに似ている。店内の柱などに貼られている古い小さな看板はレトロブームに乗った都会のしゃれた店のわざとらしい看板とは違い、今でも生き続ける生き物のようで私を妙に落ち着かせる。
  1. 2008/05/15(木) 01:12:20|
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ブンブン丸

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